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約束
ある日の事…。
私は、一つのアルバムを開いた。
そこに写っているのは、幼少期の私と一匹の黒猫と仲良さそうに写っていた。
はぁ…と溜息をついた。
私は、この頃の記憶がない。
お姉ちゃんの話しによると、私が幼少期の時に事故に遭った事があるらしい。
でも、写真に写っている黒猫が助けてくれたおかげで生命に関わることはなく無事に生きることが出来た。
でも、目覚めた時には記憶をなくしていて、黒猫と過ごした日々だけが覚えていなかった。
最初は頑張って思い出そうとしたけれど、思い出そうとすると頭が痛くなって、その度に泣いてたらしい。
いつしか、大きくなった私は次第に忘れていった。
だから、その黒猫がどうなったのかも私は知らない。
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