ヒミツ

2/2
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「あっ… ハァ … ああっ…」 荒い息を吐き捨てる 苦しい 恐い 助けて… 途切れる寸前の意識のなかで俺の頭の中は恐怖で埋め尽くされる 「好きだよ。愛してる。兄貴。」 「うぅ… あっ… もう…やだ… 結叶… もう…… たす…けて」 ドカ 「うぅ…」 「何で。何で兄貴は俺を愛してくれないの。俺はこんなに兄貴を愛してるのに。」 そんなの知ったことない 第一、俺らは兄弟なのだ 血の繋がった兄弟なのだ なのに…… 何でこんなことに……
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!