第一章 隠蔽擬態

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(最悪!あんな所へ落としていたなんで!どうせあいつも気持ち悪いとか言って、ちょっかいかけてくるんだ。 どいつも、こいつも私が変わっていて、変なヤツだって思うのは勝手だけど、ならほっておいてよ) 山下は、モールス信号を書いたメモを拾われた事にイライラしていた。 仕事に慣れてきた服部は、山下の観察にハマっていた。 山下は、余り仕事ができる様ではなかった。加えてコミュニケーション能力も低く一人で夢中で読んでいる本もフェルマーの最終定理や、不確定性原理についてなどだった。 しかも、格好つけて読んでいると言うわけではなく、本気で理解しようと読んでいるらしく、スマートフォンで調べメモをしながら読んでいた。 (…。変な女)
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