第二章 攻撃擬態

3/11
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
服部の視線に気が付いた山下は顔をあげ聞いた。 「あ、終わりました?不足はなさそうですか?」 会社では見せた事がない笑顔だった。 「あ、はい。あの、長いんですか?ハムやって?」 「…学生時代から、十年くらいです」 「なが!」 「服部さんは?」 「僕は、二年前から」 山下は喋りながらも最初に必要な材料をまとめていた。 「まずは、スピーカーの作成になります。使うのはこの抵抗と…危ない!髪やける!」 山下は服部と話ながらも隣の子供もみていたようだ。 「普段と全然違う…」 「…服部さん、声漏れています」 山下が苦笑いをしていた。 「あ、すみません」 「大丈夫、自覚ありますから」 服部が慌てて謝罪をすると、山下は笑いながら言った。 「半田こての使用経験は?」 「あ、大丈夫です」 「わかりました。コンセント入れて置くので、気をつけてください。スピーカー作成終了かわからない所がありましたら、聞いてください」 服部は、作成を初めたものの山下に色々聞いて見たくなった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!