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「ミッション1をクリアした皆さまは、ミッション2を心待ちにしていることと思います。
でも今夜はここで一旦、ゲーム終了です。
ミッション2は明日の夜、お楽しみ下さい」
「何言ってるの?
ミッション2なんて、少しも楽しみにしていないわよ。
早く私たちを家に帰してよ」
そう言った麻美は、今にも泣き出しそうだった。
「今から皆さまを安全な場所へとお連れします。
それでは皆さま、また明日、会いましょう」
高藤がそう言うと、私たちがいる空間が歪み出した。
〈 何なの、これ?
私のまわりの空間が歪んで見える。
全部、ぐにゃぐにゃに曲がっていくわ。
私たち、どうなるの?
どうなるのよ! 〉
私がそう思ったとき、私のまわりが暗闇に包まれ、そして次の瞬間、私は見知らぬ場所で椅子の上に座っていた。
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