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今日もこの方は美しい。
花などあの方の足元にも及ばない。
着物姿は高潔で、溢れんばかりの気品を纏うが如く。
御御足に乗せられた書物などでは、この方の知的さを表しきれない。
しんしんと降り積もる雪も、この方の肌の白さを際立たせるだけ。
あぁ、あの指に挟まれる栞が羨ましい。
憂のこもるあの瞳に見つめられたい。
A「おい」
B「はい!」
A「俺はいつまでこの格好してればいいんだ?」
B「もう少し!御年玉はずむから!」
A「ったく。しゃーねぇなぁ」
悪態つく姿も愛らしい。
B「なぁ、写真撮っていい?」
A「1枚1万な」
今年も私は彼の下僕だ。
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