始まりの蛇足

2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「指原さーん」  またか。今日で何度目だよと思いつつ応対する。 「んだよ。俺は用ねーんだけど」  めんどくさい。 「私はあるんですよー。どうです、これから飲みに行きませんか?」 「……だから、俺は酒飲めねーんだよ。何度言わせたら気が済むんだよ」  その言葉を言った時、上司が呼んでいた。 「それじゃ、そういうことで」  そう言い放って上司の元へ行く。 「――――あーあ、またフラレちゃった」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!