mystery file1

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その男はにやりとこちらを見ながら笑った。 「いい考えだと思わないか?西条」 「お前、まじでいってんの?」 男は俺と同じ人間なのに、普通ではない。 こいつの頭ん中を見てみたい。 いつもそう思う。まぁ見た目だけ見れば すらっとした体型に、ざっと180はある身長に銀縁の眼鏡。俗にいうインテリ男子に見えるのだが。 「俺は真面目だぞ、西条。」 「ばっかじゃねーの?やめとけよ。寮、抜け出すとか。」 こいつは今、罪を犯そうとしている。 「絶対、ここから出るんだ。」
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