第1章

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B「お待たせ」  長いツインテールがぴくんと反応する。  ああ、可愛いな。  俺は徹夜明けで眠い目をこすりながら彼女の一挙手一投足に目をやった。 A「まこっちゃん、遅い」    彼女はそう言って頬を膨らます。寒かったのだろう、その頬は少し赤くなって いた。 B「ごめんごめん」 A「…はい、これ」    そうだ、今日はバレンタインなんだ。
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