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「よっしゃ!きっちりフラグ回収されたぜ!行くぞシン!!」
シンと呼ばれた渋い男は、ため息をつきながらも少し嬉しそうに口を開いた。
「シューゴ、事件は喜ぶことじゃないぞ」
「シンだって口許緩んでるぞ!?」
「わけわからんことを言ってないではやく行くぞ。クレハちゃん、どこ行けばいい?」
クレハと呼ばれた若い女性。
彼女は外との連絡係を勤めている。
「ポイントA-4、タイム10-M、ナンバー0です!」
「おっけ!クレちゃんありがと!今度デートしようね!」
「考えておきますね~」
軽口を叩きながら身支度を整えたシューゴ。
そんなときにふと思った。
(これ考えて終わるやつだ)
そんなシューゴを呆れたように見つめるシン。
まったく噛み合うことのないと思われる2人。
そんな2人の真価が発揮されるのはもう少し先のこと。
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