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『美羽ちゃん、まかない食べてね』
お昼は必ずまかないを出してくれる。
そこもバイトの決め手だったんだよね。
1食分、お金が浮くから。
美羽『はい。休憩頂きます』
はぁ。疲れた。
でも、後二時間頑張ろう。
『美羽ちゃん、休憩中ごめんね。お友達が来てるわよ』
友達?
珠実かな?
今日休みって言ってたから。
美羽『すぐ、戻ります』
裏で食べてた昼食を一旦中断してお店に戻った。
美羽『あ、珠実』
珠実『忙しいのにごめんね。ご飯食べてた?』
美羽『うん。でも、大丈夫』
珠実はただ今妊娠中。
でも、ぎりぎりまで産休に入らないみたい。
美羽『どうしたの?』
珠実『よかったら、チビちゃん連れてうちに夕飯食べに来ない?って誘いに来た。雅人さんにも了承もらってるの』
美羽『いいの?あの子ら迎えに行って家の事したら行くね』
珠実『うん、待ってる。それだけ言いに来たの。仕事中ごめんね。帰るね』
珠実は帰っていった。
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