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動き出す運命
あれから時は流れて、俺は17歳になっていた
あれからエリカは村へ来ることもなく、平和な生活を満喫している
この歳になってから…というよりは少し前から村で一番の力持ち扱いをされていて、主に力仕事が入ってくるようになった
持ってる力を小出しにすれば、そこそこいい報酬の仕事も来るしな
というわけで今は村で使う木材をタイヤ付きのソリに乗せて、森から運んでいる
その数、丸太30本
もうね?
重機かってくらいの力だよこれ
そろそろ昼飯の時間だし、働いたから腹減った…
ジェイド
「たでーまー」
というわけで村へと帰ってきた
村人
「おうジェイド!相変わらず馬鹿力だな!」
ジェイド
「うっせぇ、アンタらが腰ぶっ壊してなかったらやってねぇっての」
村人
「ガハハ!!そりゃすまねぇな!あ、そういやもう一つ仕事があるぜ」
えぇー…がっつり働いた後なんだが…
ジェイド
「断る」
村人
「無理だ。村の近くの川なんだがな、最近流れが悪いだろ?上流に岩が詰まってるらしいんだが…なんとかしてくんねぇか?」
あー…そういや川の水減ってたな…
生活に直結してるし、やるしかねぇか…
ジェイド
「へーへー。とりあえずコレ置いとくぞ。行ってくるわ」
村人
「おう!頼んだぜ!!ついでに持ってけ!!」
そう言っておっさんが投げてきたのはホットドッグみたいな食べ物だった
俺はそれを無言で受け取り、また村から出て行く
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