Act:002 再臨の救世主

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『…最後の最後で日記帳の鍵を閉め忘れるとは不用心だぞ、ギルティアよ。 汝の安らかな寝顔を見ていたら、どうにも、少々意地悪をしてみたくなって、な。 余の最後に残された創世の力と異形の力を組み合わせ、汝が再び真に必要とされた時、汝が再び目覚めるように細工をさせてもらった。 …汝がここで死ぬ事は許さぬ。汝は、もっと必要とされ、もっともっと幸せになるべきだ。 だから…生きてくれ、余を滅ぼした…そして、余に夜明けの光を示してくれた、心優しき鍵よ。 願わくば、これからの汝の行く先に光明あらん事を…いや、汝の行く先に光明ある事を、余は確信する。                                   ―曙光竜ライズ』
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