逃走

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「何するの!?」 いつの間にか彼は私の右腕を掴んでいる。 「離してよ!」 急いで振り解く為にもがく。 だけど、暴れる私なんて無視して、彼は空いている方の手で目の前の会議室のドアノブに手を掛けた。 ガチャッ 嘘でしょ!? そのまま掴まれた右手ごと引っ張られて、 気が付けば 会議室の中に押し込まれていた。
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