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どれぐらいの時間抱きついていたのだろう
ゆっくり離れベッドに潜り込む
今暁の顔を見たら何かが崩れてしまいそうで怖かった
「何かあったのか?」
優しく頭を撫でてくる暁
何かあったのか?
何があったのかなんて暁が…暁と大地が一番知ってるじゃん
でもそんなこと言えない…聞けない
「人肌が恋しいだけ」
そう、俺は今熱でおかしくなってるんだ
だからいつもしないようなことを平気でするんだ
そう自分に言い聞かせ不安も焦りも全て熱のせいにした
あの日の出来事を頭に浮かばせながら
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