女としての、美意識のちがい。

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そうは言っても、着飾ることは場合によってはとても好き。 ドレスコードのある場で、人の目に華やかに映る女性は、やはり素敵だと思う。それに、服装に合わせて自分を着飾ることは、切り替えにすごく丁度いい。フォーマルな場で正す振る舞いも、職場で制服を着ることで自分を律するときも、スイッチは着替えたり、着飾るとき。 和服が大好きで、和服を着るときはちゃんとお化粧をする。それは、その時の私は特別だから。お客さんと接するとき、その“特別”を常に出しなさいというのが、お店側の意見なのだろうけれど、私が私を売り込むなら、私の良さは“自然美”だと思っているし、そうでありたい。 たぶん、強要されたくないのだろうと思う。私が思う人の美しさは、女としてよりも、人としてのものの方が重要だから。もちろん、化粧をしないことが女として不足しているとも思わない。 何が大事かは、その人が決めること。 笑顔が輝けるようにすることが、何よりもの化粧だと思う辺りは、生き方の問題になってくるのでまた別で書くこともあるだろう。けれど、本当に、その場をいかに心から楽しめるようにするかが、美の本質なんじゃないかと思う。
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