愛してる。

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愛してる。

すっかり寒くなった海岸線 学校帰りの砂浜で ふたつに割った肉まんを ひとつ差し出す可愛い笑顔に 夕日の黄色が射して 海風は髪を揺らす (ずるいな…) キラキラ…キラキラ… 「ねぇ、美由紀が好き。」 「そう。それで…」 「付き合って下さい」 「どうしよっかな~。」 「誰にもやらない」 無理やり抱きよせて唐突に彼女の唇を奪った。 彼女の唇は優しく答えをくれた。 なのに… 「外はゾンビだらけだって、あれほど念を押したじゃない!!」 「うん。」 「うん!じゃないわよ。何噛みつかれてるのよ~‼」
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