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なぜか説教されるはめになり肩を落とす。
めぐりだって世の中のすべての心霊現象といわれるものが霊の仕業だとは思っていない。そこには徹が言ったように心理的な要因だったり病気で心霊現象だと勘違いするものもあるのは確かだ。
でもそこまで言わなくてもいいではないか。だって本当にめぐりは石が勝手にやってきたと思って本気で怖かったのだから。
だけどよかった。これで心置きなく怪談語りを楽しめる。そう思っていたのだが、徹が中学生だというのが他の参加者にばれてしまい、めぐりたちもろとも夜のうちに帰されることになってしまった。
「なあ、めぐり。今日トイレで徹と何してたんだ? 連絡先まで交換してるし」
帰ってきてから風呂に入り、桜士の部屋でまったりとすごしているとき拗ねたように聞かれる。
トイレで何をしていたのかを話せば長くなるが、徹の気持ちまでを言う気はなく、めぐりは徹にされたイタズラの話を聞かせた。
連絡先を交換したのはめぐりの望むところではなかったが、なぜか興味を持たれてしまい仕方なく交換したのだ。
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