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カウンターに座ると、膝の上にすかさずゴザが座ったので、ブラシをかけてやった。
仔猫。こねこ。コネコ。なんて素晴らしい響きなんだろう。
「うなあうんっなっ」
「あ、ごめん。ゴザちょっと力入りすぎた?」
どうやら、ゴザの機嫌を損ねてしまったらしい。ゴザは僕の膝から、カウンターへ移り、そのまま連続ジャンプをして、猫タワーのてっぺんに行ってしまった。
ゴザが居なくなったのを見計らって、今度はアイちゃんが、僕の膝にのった。僕はせっせとブラシをかけた。
しばらくすると、玄関のブザーが鳴った。僕はそっとアイちゃんをどかして、玄関にむかった。
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