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なんとか熱の下がった健太は、月曜日の朝元気に保育園に登園した。
どうしても無理そうなら実家に送り届けようと思っていたけど、その心配も必要なかったらしい。
「お休みなんてしないもん」
「本当に大丈夫?」
「うん」
健太を保育園に預けて自転車で職場に着くと、まずは土曜日にお世話になった志穂先生を探す。
更衣室の鏡の前で髪を三つ編みにしているところを発見した。
「志穂先生、土曜日はお世話になりました」
「そんなのいいのよ。それより健太くんはどう?」
「はい、もう元気に保育園に行きました」
「そう、良かったわね」
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