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母と律香、それと千尋がキッチンに立つ風景を眺めながら酒が進む。
「明日二日酔いなんてカッコ悪いことにはなるなよ」
押し入れから毛布を取り出して、気持ちよさそうに眠る親父に掛けた。
* * * * * *
翌日、式場に着いたのは千尋と颯太を省けば俺が1番先だった。
やっぱりこういうことは1番じゃないとな。
「私たちは親族控室にいるわね」
「あぁ、俺もあとで行く」
綾と生後半年の陵を連れて、まどかは控室に行ってしまった。
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