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…会社に帰ってきたナオキが私に聞く…
「寿さん、今日、諏訪野のお嬢様がやって来たんだって、なんの用だった
の?」
「お嬢様は社長が不在なので、すぐに帰りました」
ナオキは私の顔を見て、おやっとする。
「…寿さん、頬が腫れてるよ…もしかして、誰かにぶたれたの??…」
「そんな…」
私はつい自分の頬に手をやる。
「女同士の争いか…」
ナオキはぼんやりと呟いた。
<続く>
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