撫子号

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  宇宙船撫子号は、火星開発の為航海していた。   その旅の途中、搭載された人工知能“撫子”が未知の惑星を、発見する。   質量が0という謎の惑星である。   その直後、撫子号の乗員全員は意識を失う。   機長東海林が目を覚ますと、撫子号は完全機能停止状況だった。   幸い、乗員は全員無事が確認された。   が、宇宙船撫子号は、何故か謎の惑星の空を飛んでいる。   地球と変わらない風景に戸惑う乗員達。   機能を停止しているのに飛んでいらるのは何故か?   その中で機長以下、撫子号の復旧、再起動に努める。   が、通信と人工知能撫子だけは復旧しなかった。   やがて、船内設備により、やっぱりこの惑星が地球ではないとわかる。   太陽系ないに、この惑星が在ることか   謎今まで発見されなかったのか?   また、撫子号に何がおきたのか?   間もなく、船外カメラが人工構築物と住人をとらえる。   機長交替時間がきて、交替したティハ機長に、   開発プロジェクトのエバンスが調査のため、   住人と接触したいと申し入れる。    機長は許可し、エバンスは地上に降りる。     ティハ機長は、撫子号に何が起きたのか?   同乗している物理学者のライン博士と問答する。   ワープして、他の太陽系にきてしまったのか?   それとも、パラレルワールドか?   が、どれもライン博士はSFだと、一刀両断する。   やがて、住人と接触したエバンスから、   疑問を解く情報を得る。   彼らは高い科学技術を持っていて会話も可能だった。   撫子号は、この惑星の周囲の空間歪曲に因る宙振に襲われたらしい。   被害が最少で済んだのは、まだ距離があった為とわかる。   まだまだ謎は残るがやがて、再び撫子号は火星に向かう。   が、実はこの惑星は死者の星。   彼らは全員死んでいる。   
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