漫漫才

赤ちゃん

「どーもーむーたんです！チュッチュ！ちゅぱわゎゎゎゎん！」

『どーもーオギガガメンです！』

「おぎちゃん！俺今日電車の中で微笑ましい光景見たんだ！」

『へーどんな光景見たの？』

「よほよぼのおじいちゃんが満席で立ってたんだ！そしたら若者が立ち上がり席を譲ったんだぜ！」

『へー、でも特別珍しい事じゃないじゃないか？なんでそんなに興奮してるんだよ？』

「おいおい！席譲りそうな若者じゃなかったんだぜ！興奮するだろがい！」

『ヤンキーかなんかだったのか？』

「ヤンキーなんかな？よく分からんが、赤ちゃんがベビーカーから降りて席譲ったんだぜ！」

『嘘こけボケ！赤ちゃんが席譲るか！？たしかに若者だけど赤ちゃんは赤ちゃんって呼ぶんだ！』

「そうなんか！？でも待てよ、赤ちゃんヤンキーだったかも知れない！」

『はぁ！？なんでそう思うんだよ！？』

「だってオムツ下げて腰で履いてたぜ！」

「うんち出て重さで下がってるんだろがい！」