第10章 好きだから……。

11/14
37人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
ちょうど、朝ご飯ができあがった時、ようちゃんが、服を着替えて戻ってきた。 「ただいま!」 「おかえり!」 ようちゃんと私は、そう言い合って、キスをした。 「ちょうど、朝ご飯できたから、テーブルに運んで!」 「了解…。」 ようちゃんは、そう言って、出来上がった朝ご飯を、テーブルに持って行ってくれた。 「じゃあ、早く、食べよ!!」 「おう!」 私とようちゃんは、そう言い合って、朝ご飯を食べて、食べ終わった食器を洗ってから、学校に向かった。 すぐ近くのバス停から、バスに乗り、私は、手すりにつかまって、ようちゃんは、つり革につかまった。 バスが揺れて、手すりにつかまってるのに、バランスを崩した私を、ようちゃんが、抱き留めてくれた。 「何やってんだよ…。 ほら、こっち来いよ!!」 ようちゃんが、そう言って、私の手を引っ張って、私の腰を抱き抱えてくれた。 私は、手すりに捕まりながら、ようちゃんに、身を任せた。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!