溺れる身体

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行っちゃうんだね… 去っていくタクシーが、更に滲んでく。 大事な接待だし。 慧剛の抱えてる状況を考えれば、当然だけど… それでも。 何の弁解も、何のフォローもしてないまま… 置きざりにしても、平気なんだね。 人前なのに、嗚咽が零れる。 ねぇ… バカでしょ?慧剛。 それでも私は… まだあなたに溺れてる。
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