沈黙

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   甲高い悲鳴が夜の静寂を裂いた。 「誰か助けて!」  応えるものは一人もいない。  その叫びは開け放たれている窓から、たしかに漏れていたはずなのに。  再び沈黙が訪れ、カーテンが風にそよぐ。まるで何事もなかったかのように。
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