地球人代表

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 西暦2199年。  人類の新たな歴史の幕開けとなる23世紀を前に、終焉という幕が下りようとしていた。  突如、宇宙から謎の超大型飛行物体が出現。その全貌は麦藁帽子を二つ上下に合わせたような形状をしており、典型的なUFOの形と言える。  驚くべきはその大きさ。UFOが上空を通過するとまるで空一面が無機質な天井で閉ざされたが如く、その地域一帯だけを闇が覆った。  それまでずっと空想上の産物であった宇宙人の襲来。その存在を信じて疑わなかった者は「ついに来た!」と興奮し、そうでない者は嘆きおののいた。  やがて宇宙人は全世界に向けメッセージを発信した。各地の上空に黒いスクリーンが映し出され、映画のエンドロールのように白い文字が下から上へ流れ始めた。その文字は地域によって異なり、どれも地球で使用している主要言語だった。
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