-ジュン君の指摘-

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 私はジュン君の指摘に唖然としたが、例えは間違ってない。  思わずプッと吹き出した。  「…なに、なにがおかしいの…綾乃さん…」  「…ジュン君の指摘が間違ってないから、驚いたの…ジュン君、勘が鋭くなっ たわ…」  「…でしょ…でしょ…」  ジュン君が喜ぶ。  …ユリコは私にとって、暴走して、私を轢こうとしたクルマの運転手…  …その例えに間違いはない…  …だからといって、むざむざそのクルマに轢かれるわけにはいかない…  私の心に火が灯った。                <続く>
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