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何十年と経った。
いや、もしかしたら数日かもしれない。
力は粗方馴染んだ。
そろそろ何か行動を起こそうとして、その時。
遥か遠くに、一粒の光が見えた。
吸い寄せられるように光に向かって進んでいく。
そして、光に飛び込んだ、次の瞬間。
即座に身体に巻きつき、ギチリと食い込む鎖。
「魔神を捕まえたぞ!」
「これで我が国に繁栄と栄光が!」
「……へ?」
……どうやらあたしは捕まったらしい。
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