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イスに座り平静を保とうとするが、守屋里香の
顔がちらついて、苛立ちが押さえられないで
いた
美桜にまさか‥‥
俺はスマホを握りしめ部屋を出た
廊下を歩き、オフィスのドアを開けると
レイアウトが一新されている
嘘だろ‥‥
何から何までスピードが早すぎる‥‥
通路を進み開発部の島を探す
すると俺の姿を目にした社員はコソコソ
話だす者や立ち上がり頭を深々下げる者と
いろんな反応を見せた
特に窓際に追いやられた元管理者は
あからさまに嫌な顔をする
この状況で、いい仕事を産み出せるのか‥‥
心配になる
「浅賀さん、お疲れ様です!ここです!!」
先を見ると、そこには屈託なく俺に手を
振る林の姿があった
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