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「林、どういうことになってるんだ?」
「こっちが聞きたいですよ。
浅賀さんが社長の息子とかあり得ないですよ」
林の表情と言葉が、これまでの緊張を緩め
じわりと俺を笑わせた
「黙ってて悪かったな。ただ今回の人事は
俺だって寝耳に水なんだよ。出張で帰ったら
このありさまで混乱してる」
「そうなんですか?
俺たちも、やられた感あって‥‥今朝きたら
席もこれだし‥‥
そうだ!七瀬さんは大丈夫でしたか?」
俺が聞きたかったことを先に林に質問される
「大丈夫なのかって、どういうことだ?」
「えぇ!?浅賀さん知らないんですか?
てっきり知っているかと‥‥」
俺は首を左右に振った
「あの、浴衣のイベントで写真撮られた
じゃないですか?Facebookに載ったやつですよ」
「それがなんだっていうんだ?」
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