交わる

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「龍も向こう行ってろよ。」 いかにも当たり前のようにそこにいる龍さんに、yamaさんが言うと、 「あれ?僕お邪魔な感じ?2人で内緒のお話する感じ? じゃ、僕はさっきyamaさんにいじめられてた、弟くんのところに行って、弟くんと仲良くしてこよー。」 と、少しおちゃらけた感じで言うと、ルンルンしながらこたの方に向かって歩いていく。 大丈夫か?あの人… 不安げに龍さんの後ろ姿を見ていたようで、 「あいつ変わってるけど、悪い奴じゃないから大丈夫。とって食ったりはしないよ。」 と言った。 体だけならば、こたの方が断然でかいし、力だけなら負けないだろうけど、それ以外に関しては、全て負けそうな気がするのは、俺だけではないだろう…
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