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雨が止んだ事に気が付いたエリスが、傘を放り出し、ピョンピョン飛び跳ね始めた。
飛び跳ねながら道のあちらこちらに目をやり、何かを見つけると私に報告してくる。
A
「あ! 蛙見っけ。
ワァ! この紫陽花の葉っぱに蝸牛が群れている――」
B
「エリス!
お願いだから報告だけにして、持って来なくていいから、私に差し出すなんて止めてぇ――!
イヤァァァァ――――」
私は学校に向けて逃げ出した。
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