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娘の美結はすでに嫁いでいるけれど、しょっちゅうこうして実家に帰り一緒に食事をする。
月子が18歳で産んだ美結がその年齢になり卒業とともに結婚をしたものの、あまりにも実家が好きすぎてこんな結果になっている。
『で、今日は純ちゃん帰ってこないの?』
純ちゃんは美結がバイト先で出会った10歳も年上の旦那さん。月子から見たらたったの8歳年下だった。
『あれはいるね。何かハマってる相手が。』
月子は美結が大きめの発言をしているけれど本当は辛い事を見抜いていた。
『ひとりっていうのも悪くないよ。』
ママとしてこんな事を言っていいのかどうか。
でも他にかける言葉は浮かばず月子は反省した。
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