6 #2

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「名瀬さん、いこ」 「ほっとこ。ほっとこ」 ひかりと高橋さんはあたしの手を引いて真瀬の横を通り過ぎる。 「え、えええ!? でも…」 足元でばったりと倒れてるけど。 真瀬、大丈夫なの? これ、生きてる? 「いつもこんなもんだよ」 「そう。こんなもんこんなもん」 どんなもんなんだ……。 呆れながら、真瀬たちを抜かす。その後ろで 「竜! てめー!」 「侑が仕掛けたんだろっ!!」 真瀬と竜君の取っ組み合いのけんかが始まりそうになり 黒沢君が二人の首根っこを持って阻止していた。 (黒沢君が一番大きくてよかった)
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