其ノ弐 新たなる仕掛け!

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   「乾杯♪」(笑)                     部                  屋に入り、             部屋置きの冷蔵庫に  入ったビールで乾杯し、羊助の闇の捜査課初 出陣成功を祝った。其の後、お菊は羊助の唇に 祝福のキスを施した。お菊の身長は160㎝。 羊助との身長差は20㎝。お菊がやや顎を 上げ、羊助が首を前に落と すと調度良い。 キスの 後に 先ず は、ス マフォの写メを お菊のスマフォに送った。 アプリ等を使うと、何処でハッキングされる か分からない。赤外線送信も然りだが、未だ、  此の方が安心出来る。お菊のスマフォに送ら          れた証拠は、お菊の私用の               パソコンに移す。    「此れであの狸オヤジは終わり__    やっと思いが実現する♪」(涙) お 菊の眼 頭が熱い物をこみ上げ ていた。其れを羊助がソッと拭う。 羊助は立ち上がり、仕掛け時のセーターを脱ぐ。 露となった背中の昇り龍。坊主頭に無精髭、左  耳のピアスが、今の羊助のトレードマーク♪          46歳。大人の不良である。               シャワーで汗を                    流し、                    やや                遅れてお菊が          入る。闇の捜査課のルール  掟は、成功報酬でお菊の体を羊助に提供する 事であった。羊助もそう思っている。然し、 お菊は、其れに条件を補足して、 自分をどう扱っても 良いと 促し た。     「せやったら、お菊が俺のモノって    思える証を飾りたい♪」(笑)         「あ....証って、例えば?」  「お菊の胸にピアス着けるとかや......  お菊がデザインしたピアスも作り、 俺の耳に着ける♪  指輪のペアリングみたいな感じや♪」(笑)       「け....けど、其れって痛いし、      作るって、何処で作るの?」  「俺の知っとる彫金の工房で作る♪  彫り師の鐵とは長い付き合いで、 奴も昔は仕事人やった......」       「そ....そう........       ねぇ羊、あたしにとって羊はもう      最愛の人だし、一生の事だから2~      3日、考える時間くれない!?」       
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