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『やってしまった・・・・・』
目覚めたのは良く知る奴のベッドの上・・・・
先週35歳の誕生日を迎えたばかりの佐藤朱里は狼狽していた
昨晩はかなり飲んでいた自覚はある
しかもかなり絡んで迷惑を掛けたのもボンヤリ覚えている
だが記憶はそこまでだ
店を出た記憶もましてやベッドに入った記憶もない
だが自分の身体中に残る相手の痕跡からしたら間違いが起きたことは明らかだった
「シャワー浴びんだったらどーぞ?」
浴室からシャワーを終えた30年来の悪友が裸でバスタオルを腰に巻いた姿で何事もなかったかのようにいつもの口調で現れた
「う、うん・・・」
いつもと変わらない相手の態度に少し戸惑いながらもバスタオルを受け取り浴室に向かった
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