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気だるげに体を起こすと、隣にいるのは名前くらいしか知らない男。 彼が一体どんな職業についているのかも、年齢も、年収も知らない。 まずもって、私はそんな面倒なことを考えるのはいたって趣味ではない。 余韻に浸る男を横目に見つつ、帰る準備をする。 「ねえー、もうちょっとくらいいいでしょ?」 甘えるよな声で聞いてくるのは、私がまだ女子高生だからだろう。
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