以下雑文

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【思考・雑文】 では、続けて、前ページから派生して、自己中心的と言う人格についての話でも書いてみようと思います。 どうにも、僕が言うところの自己中心的と言う言葉は、世間一般で言われる自己中心的と僅かながら差異があるように感じられます。 と、言うのも、世間一般で言われるところの自己中心的な人間と言えば、自分の思う通りにならないと癇癪を起こしたりと、そんな感じであるらしいですが、しかしながら、僕が言うところの自己中心的と言うのは、根本的に自分のことしか考えていない奴のことを指すのです。 「え? それってどう違うの?」と思われるかもしれませんが、要するにですね、僕が言うところの自己中心的には、少なからず『自己完結』の要素が付随していると言う話でして。 そう、例えるならば、『世界が自分中心で回らないと気が済まない』と考えるのが、世間で言うところの自己中心的であるならば、僕が言うところの自己中心的は、そもそも世界に自分しか居ない奴のことなのです。 世間で言う自己中心的な人間の、『他人が自分の思い通りにならないと癇癪を起こす』と言うのは、言うなれば他人のことを考えた上での思考なわけです。しかし僕が言う自己中心的はその逆で、『他人が何しようが知ったこっちゃない』という側面を有します。 自分でやりたいことだけやっていられればそれで良い、他が何をしようと何を考えようと変わらない。 陳腐な物言いをすると、酷い自由人。テンプレートに当てはめようとするならば、極度のマイペース、とでも言いましょうか。 これには多少、プラスな側面もありまして、この性格を有すると、基本的に他人の意見や行動を否定することが少なくなります。 公正に見て、どう見ても悪いであろう意見や行動であっても、「ああ、そう言う意見の人もいるんだな」とか、「まあ、この人も何かそうする理由があるんだろう」とか、曖昧な感じで流すことが増えるのです。そう出来るのは勿論、心が広いとかそう言うわけではなく、単純にどうでもいいから深く考えないと言うだけなのですが。 要は、ただの思考停止ですね。 必然、多少のストレスの緩和にもなったりもするので、実のところ、生きる上では案外楽だったりするのですけれど……他人への迷惑とかを考えるのなら、褒められた性格では無いのでしょう。 そう思われるのも、まあ、どうでもいいわけなのですが。
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