明け方のカラス

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「ねぇ、約束ノートって知ってる?」 「今サイトで話題になってるやつだよね?」 「そう、五年前に起きた事件で、小学生の犯人が被害者に送り付けてたノート」 「でも、本当かな?小学生の男の子があんなに大量に人を殺せるかしら?ただの都市伝説じゃないかな?」 「私はそうは思わない…約束ノートは存在すると思うの」 「…ノートに書いた約束を破れば、罰が当たる…か、怖いよね」 「うん、でも…」 黒一色に染めていた空を太陽の光が優しく包む中、ファミリーレストランの一角で、肌を露出させた二人の女が食べ散らかった食器の前で、笑顔を交え会話していた。
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