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「蒼の中、熱い」
そういうと蒼の顔がさっと赤くなり同時にきゅうと俺のものを締め付けた。
快感に思わず呻きそうになる。
ゆっくりとグラインドを開始した。蒼の中をじっくり探り反応を確かめる。俺を見上げ続ける潤んだ瞳がたまらない。
前立腺のあたりを刺激してやると、蒼は激しく感じ始めた。
快感に喘ぎながら、俺がここにいるのを確かめるように目尻に涙を溜めた瞳で見つめてくる。俺に縋りつこうと腕を伸ばし、うわごとのように繰り返し俺の名を呼ぶ。蒼が俺を求めている。その姿に俺も激しく興奮した。
蒼の体を抱え起こし、体位を入れ替える。俺にまたがる形になった蒼はより深くまで貫かれたせいで、あああ・・・と声をあげながら体を激しくのけ反らせた。
両手で腰を支え、下から突き上げてやると蒼はさらに乱れ始めた。時折、きつく俺を締め付け絡みついてくるので、気を緩めるとすぐにもっていかれそうになる。
窓から入ってきた月の光が蒼の白い体と恍惚の表情を浮かび上がらせて、えも言われぬ美しさだ。
天使だ・・・
のけぞり天を仰ぐ蒼の背中に、大きな白い翼がみえるような気がした。
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