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ちょっと……苦しくて、崩れるように、膝をついたら……その場で、腰から下が、膝立ちの状態で……瞬間的に、氷塊の中……。
“私から溢れた氷”……が、床に……広がった、感じかな……。
「ご、ごめんヒメ……ちょっと、ツラいから……見映えは……勘弁、して……」
『うう……すみません、至らないことばかりで苦しめてしまって……』
「私が、自分から……してる、こと……だから……!!」
ダメっ……自分を、抱える形なのは……いいけど、そのまま、腕から身体に、氷が広がって……っ。
「くうっ……」
頭が冷たい、上からも、氷が……広がってる……。
肩とか、首の辺りもっ……本当に、全身……。
『ジレンマですー……』
「萌えて、いいのよ……ヒメは、研究も、萌えることも……できる、一石二鳥、なんだかっ……ぅ、けほっ、けほッ!!」
ノドがっ……!!
ヤバい……本気で、一気に……!!
ノドの奥から、氷が……溢れる、ような……製氷機にでも……なった、気分……。
苦しくない、のは……魔法の特性の、おかげね……。
『すぐ、解凍しますから!!』
もー……なんで、固まった子、が……好きな……フェチ、なの……。
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