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「匠から連絡きたんでしょう?おじいちゃんのこと。おじいちゃんの最後を看取ることができて、良かった…。でも、辛かったよ。こんな時に、一人で泣くのは、辛い…」
瑠生はそう言いながら、また涙が溢れてきた。
「泣かないでください」
「泣きたいよ…」
「抱きしめてしまいそうなので、勘弁してください」
俺は窓の外の方を見て言うと、瑠生は少しだけ頬を赤く染めて、俯いた。
少しだけ、沈黙になってしまった。
余計なこと、言ってしまった。
き、気まずい。
俺はマッシュポテトを、黙々とまた食べ始めた。
「系斗」
「はい?」
「系斗、昔好きな人がいたんでしょ?その人の話、聞いてないんだけど、教えてよ」
「はい???」
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