8人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
だから旅に出た。
とりあえずリセットしたくて。
心も体も疼いてるけど、とりあえず、海風にあたりたくて。
渚で、一人で佇む私。
淋しそうに見えた?
すぐに島の若い日焼けした男が声をかけてきた。
かっこ良かった。
私は島のその若い男と朝まで遊んだ。気のむくまま。
潮の香りが漂う筋肉質な肉体に抱かれ、私はまるでAV女優のように、一晩で、めくるめくいろんなプレーをした。
爽快な気分だった。
新しい恋人。
海風に吹かれて、一夏の恋が、私を生き返らせた。
もう、あんまり深く考えるのはやめた。
潮の流れにまかせて、
ただ太陽が眩しくて、
空が青くて、
海が広くて、
こんな地球の自然に抱かれて、
私は私でしかないから。
最初のコメントを投稿しよう!