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──俺にはひとつの野望があった。
これ以上、自分の大切な人を失わないこと。
家族、友人。
自分に関わりのある人全て。
もう誰も、失いたくない。
その為には、終わらせなければならない。
この終わりなき、クソみたいなゲームを。
──俺にはひとつ、野望がある。
それは、このゲームを終わらせること。
何が何でも、終わらせてやる。
俺にはもう─。残してきたものは、何もない。
──自分の命に換えても。
このゲームを終わらせる。
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