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中には瓶に入った傷薬と手紙が入っていた。
「お、薬あるから大丈夫かな? で、手紙ってなんだ?」
手紙を読んでからしばらくなにも話してくれなかったけど、急に立ち上がったかと思ったら手紙をもってどこかへ電話している。
「ムー、お留守番できるか?」
「やだ! やだやだやだ! 奏太くんまでいなくなっちゃうの?」
「ならないって。このユーリさんからの手紙にすぐに会うように書いてある人がいるんだ。俺も世話になった弁護士さんなんだけど。そこに行かないと」
「僕は行けないの?」
「よし、一緒にいこうか。お腹はすいてないか?」
「ちょこっと」
「じゃぁ、ちょっと待ってろ」
そう言いお皿にプルプルプリンのカボチャ味をのせてきてくれる。
「これ食って水飲んだら行こう。俺よくわからないけど、ムーのそばにいるから大丈夫だって」
「う……うん!」
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