恋人生活

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箱から取り出して、なんとなく説明書読んで……。 「まじかっ」 これを、ここに入れて上下に? って、これ入るの? 痛そうなんだけど。 ローションでよく濡らして、と書いていたので寝室のローションを取りに行く。 ……これで拓馬が気持ち良くなったってことは、良い商品ってことなんだよね? やっぱ一人前になるには、こんなアダルトグッズの使い方ぐらい熟知しとかないとだし。 恋人の商品なら尚更。 色々言い訳を考えて、納得させてから風呂場へ向かう。 内心はすっげえドキドキしていて、どんな感覚なのか、拓馬に内緒でこんなことして良いのかと、気が気じゃなかった。 ローションのキャップを開けて、いざ尋常に勝負! ガチャ 「……?」 ローションのキャップの音にしては、やや遠くから聞こえてきた。 「すまん、遅くなった」 「!」 その声は、まさしく俺の恋人拓馬の声。 「会議が長引いちまった」
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