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どぶ。
ひゅーん。
どかーん。
ぼて。
目にも止まらぬ速さから繰り出された長老の拳は僕の鳩尾に食い込み、そのまま壁まで殴り飛ばした。
「あーい、大丈夫かーい？」
「あんたも大変ねえ。」
ほわんほわんほわん。
倒れこんだ僕に変態スパイカップルがよってきて傷を癒してくれる。
「・・・はぁ。
まぁ予想通りだったからいいけどさー。」
立ちあがり、殴られた鳩尾を払う。
「・・・ふむ。
ダメージはともかく痛みをどうやって紛らわしたのかの？」
ぽんぽん。
どうやらお腹は大丈夫そうだ。
「ゴリラン。
ゴリランとの訓練で死ぬ思いを何度もして、そんで雪乃さん。
雪乃さんとの訓練？なんかよくわからなかったけどとにかく自分の力を見つめ直して。
そしてジュウコウさんとこで新しい武具を手にして、
光子さん。
光子さんのところで武具の特性も知れた。
そして当面の僕の新スキルが完成したんですよ。
『痛みを乗り越えし者ペインキラー』がね。」
・・・決まった。
多分僕の顔は今世紀最大のどや顔をしているのだろう。
「・・・面白いっ！！」
じいさんが消えた。そして。
どかどこどこぼかぼけげしどごごごご・・・
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