第二章~ギルド登録そして~

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さて、俺は今少しばかり困った状況下にいる。 それは騎士団に囲まれてることだ。 なぜこうなったかを簡潔に述べると俺はこいつらを警察みたいな組織に引き渡して金をもらえたらラッキー程度に思っていた。それで街に入る時に門番さんに審査された時に旅してるから身分証がないと言ったら信じてくれたが問題はここからだ。 俺がずるずる引きずってる賊を見ると笛を鳴らすと凄い音がしてものの30秒で騎士団に囲まれたというわけだ。 「で、君が1人でこいつらツインベアーズをやっつけたのか?」 ツインベアーズってのは恐らく賊のグループみたいなもんだろうな。 「そうだ」 こういう時は下手に挙動不審な態度をとっても仕方ないから堂々と答えることにした。するとまた騎士たちがさわぎ始めた。 「こいつらはC++級犯罪者だぞ。それをこの青年が1人で……」 「にわかに信じがたい」 俺の予定ではこんな騎士団に囲まれるイベントは無かったんだがな。
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